真のポイント 脳卒中の立ち上がり訓練
こんにちは(๑╹ω╹๑ )
総合病院勤務の理学療法士のすなです(๑╹ω╹๑ )
前回から
システム理論について解説していきます
脳卒中のアプローチは時代とともに変化しています。
って話をしましたので知りたい方はこちらからどうぞ( ^ω^ )
今回はシステム理論での立ち上がり動作への介入について書いていきましょう( ^ω^ )
立ち上がり動作に対しての介入の違い
立ち上がり動作での問題点
動作の時、1)体幹伸展2)膝関節進展3)足関節底屈
などの異常な運動が生じることがよく問題になります(;ω;)
図にするとこんな感じです( ^ω^ )
神経生理学的アプローチの場合
解釈
選択的な運動に必要な高位の運動中枢が障害されたため生じている
低位の運動中枢を抑え、選択的な運動を促す
介入方法
1)共同運動や過剰な筋緊張を生じるような姿勢
(立位.歩行)を避けて、その運動パターンが少ない姿勢(座位、臥床)を中心に訓練を行う
図にするとこんな感じです!
システム理論アプローチの場合
解釈
運動に関連する複数のシステム(姿勢制御、空間認知システム)がそれぞれ出力を調整して課題を遂行している
介入方法
実際の環境下で立ち上がり動作に関わるシステムと協調して制御することを学習する
可能な限り立ち上がり動作に近い条件下での運動を反復する
(座面の高さを高くするなど難易度調整する)
図にするとこんな感じです!
ちなみに
筋緊張、連合反応とは
努力性の運動、恐怖心で容易に増加するものですよね
なので、脳卒中のリハビリを行うときにポイントになるのは
努力、恐怖心を極力感じなくするような
患者さんに合わせた環境調整をすることがポイントですよ( ^ω^ )
例えば、
立ち上がり動作訓練は
1)わざと座面を高くして楽に動作ができるようにする
2)立ち上がり動作の動作獲得に伴い座面を徐々に低くして訓練を行う
などのシステム理論を応用した訓練内容が望ましいですね( ^ω^ )
なので、あんまりベッドで足のキッキングとか
足関節の背屈運動、ブリッジ運動などを意味もなく
繰り返すだけ理学療法じゃないですよ(๑╹ω╹๑ )
そんなのは
介護職や看護師など
リハビリ職以外でもできることですから
ちゃんとリハビリができる様に
このブログで一緒に勉強していきましょう(๑╹ω╹๑ )
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました( ^ω^ )