すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

脳卒中はベッドに寝かしちゃダメやで

 

警告

 

 

 

とりあえず、ベッドでストレッチ

 

 

 

これはマジでやめてください

 

 

こんにちは(ω╹๑ )

 

総合病院勤務の理学療法士のすなです(ω╹๑ )

 

 

 

 

 

理学療法で多いのが

 

1)とりあえずベッドでストレッチ

2)そして運動

 

なぜかこの流れが大半ですよね

 

 

正直、そのストレッチいらんやろって思う時もありますね

 

 

特に膝折れがあるからSLRみたいな考え方は時代遅れですよってことを

学生、新人の人たちと一緒に勉強していきたいと思います(ω╹๑ )

 

 

 

 

 

 

 

脳卒中のアプローチは時代とともに変化しています。

 

Pasted Graphic.tiff

 

参考文献は理学療法MOOK17

理学療法技術の再検証P4です。

 

 

脳卒中理学療法のモデル

筋再教育モデル中枢神経は再生されない

                             残存している出力を高めよう

 

 

 

 

神経生理学的アプローチ(2005年あたりまで)

 

可塑的変化を引き起こす方法の一つとして提唱される

運動障害の中核を低位-中位-高位に分ける

階層的に組織された神経機構の問題と、考える 

 

 

低位の中枢の出力が大きくなる反射亢進

 

 

 

 

低位の中枢による作用を抑制し、機能的な運動を行うための高位の運動中枢の作用が考えられる選択的な運動を再現する考えた

 

 

 

 

しかし、この段階は中枢神経の可塑的変化や運動制御方法についての具体的変化はあんまり分かっていなかった。

 

 

 

 

そして、最新のモデルとはシステム理論です(๑╹ω╹๑ )

 

システム理論アプローチとは

実際に生じる運動を

1)環境(環境を認識する知覚システム)

2)行動の目的(文脈理解や認知システム)

3)動作に必要な姿勢-運動システム

 

神経生理学的アプローチのように

高位の選択的中枢

低位の反射的な中枢

の二者択一ではなく

 

運動課題に応じた複数のシステムが、並列的に同時制御されているような状態

 

 

それぞれを簡単にまとめると

筋再教育モデル→効果器(筋)を対象とする

神経・生理学モデル→-中核を対象とする

システム理論→-中枢-環境を対象とする

 

この流れで変化している。

 

 

 

なので、随意運動の障害で膝折れが起きるから

ベッドで大腿四頭筋の筋トレや!

 

 

見たな考え方は

 

 

 

はっきり言って

 

 

 

 

 

20年くらい前の介入方法なのではないでしょうか?

 

 

 

 

脳の研究は近年盛んに行われる様になったので

 

 

 

ベテランの人も自己学習していないと

システム理論を理解していないことは良くありますよ( T_T)\(^-^ )

 

 

 

なので

 

 

 

ベテランの意見を鵜呑みにすることは結構危険なので

 

気を付けましょう(ω╹๑ )

 

 

 

 

次回からは具体的な例を踏まえて解説していきますのでよろしくお願いします(ω╹๑ )

最後まで読んでいただきありがとうございました。