セラピストが知らない大脳基底核の秘密
今回も大脳基底核のつづきを書きますよΣ(・ω・ノ)ノ!
前回は4つのループ機能の一つである筋・骨格系ループについて書きました~~
今回は眼球運動ループについて書いていきますΣ(・ω・ノ)ノ!
眼球運動ループの機能は
一つの対象物から別の離れた対象物へ高速で眼球を動かすことの制御です
これを衝動性眼球運動といいます~~
ループの道のりは
前頭眼野→尾状核体→淡蒼球・黒質網様部→視床(VA・VL)→前頭眼野・補足眼野
となっていますΣ(・ω・ノ)ノ!
眼球を高速で動かすことって日常生活で必要なの?
学生の頃は思っていました(≧◇≦)
でも、この機能ってすごく大切なんですよ
例えば、
横断歩道を歩くときや人込みを歩くときに対象物を見ることができないと
車や人との接触などが考えられます。
病棟内で歩行するときも、
看護師さんのカートやほかの患者さんと接触して転倒Σ(・ω・ノ)ノ!
など、視覚を向けられないことで
現在の環境への対応が遅れ、転倒やケガのリスクが
上がってしまうんですよねΣ(・ω・ノ)ノ!
そして、通り道でもポイントがあります~~
筋・骨格系ループとの違いは
1)始まりと終わりが違う
筋・骨格系→大脳皮質運動・感覚野
眼球運動→前頭眼野
2)通過する大脳基底核が違う
筋・骨格系→被殻
眼球運動→尾状核
脳画像を見る時に
筋・骨格系ループではなくて眼球運動ループかもしれないねΣ(・ω・ノ)ノ!
今回のポイント
・眼球運動ループは一つの対象物から
別の離れた対象物へ高速で眼球を
動かす機能がある
・筋・骨格系ループとは開始・終了部位と
中継箇所が違う