慢性期リハビリの真のポイント 解説
おはようございます(*^▽^*)
今回から新しいテーマを開始しますね~~
学生の時とか新人の時とかって
慢性期の患者さんを担当したときに目標などに困ることがあったんです~(≧◇≦)
脳卒中で慢性期と言われる発症後
六か月以降のことですね
実際に研究では
1)十分なリハビリを行った患者に治療を
再検討して実施したら77.1%で機能改善した
2)発症後六か月以降経過した患者に対して
リハビリをおこなった結果、
移動能力が全介助の数がほぼ半減した。
屋内歩行自立も24%出現した
1)2)で分かるように意外と回復期での
リハビリを終えてからも十分に機能の改善があるんですねΣ(・ω・ノ)ノ!
じゃ、どうすれば
慢性期でも機能回復が見込めるのかわかるの?
ってなりますよね~~
今回はそれを一緒に考えましょう(≧◇≦)
例えば、脳卒中で考えましょう~~
積極的に脳画像を活用し、現状の身体症状が脳画像所見と一致しているか考えることがすごく大切なんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
例えば、慢性期だと脳画像に限局した症状が出現するはずです
運動麻痺の程度は軽いのに関節可動域制限、筋力低下が生じている(T ^ T)
運動を発生させる錐体路の障害は
軽度なのになぜ?
みたいなケースでは
1)運動範囲の狭小化による関節可動域制限?
2)α運動ニューロンの機能的現象による
筋力低下?
3)廃用症候群による筋力低下?
1)~3)は元々の錐体路障害のせいではなく二次的な障害ですよねΣ(・ω・ノ)ノ!
今日のポイントは
慢性期の患者さんではこのような二次的な障害を見落とさないことがすごく大切なんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
二次的な障害が患者の日常生活を不便にしていることはよくあるんですよ~
では、次回は慢性期のリハビリの続きを書きますね(*´ω`*)
シンプル解説 筋紡錘の臨床への応用
こんにちは(*^▽^*)
今回も生理学にテーマを絞りつつ
書いていきますよ~~
筋紡錘って国家試験や授業などでよく出てくるんですが教科書は前置きが長すぎて読むのが大変なのでシンプルにまとめていきますね(*^▽^*)
筋紡錘…筋が引き伸ばされる速度・長さを測る役割があります
簡単な図はこんな感じです~
錘外筋とは錘内筋とは異なる普通の筋繊維ですので今回はスルーの方向で(笑)
錘内筋繊維には
核袋繊維
(袋みたいにたくさんの核で満たされている)
核差繊維
のふたつがあるで気を付けましょう(*^▽^*)
錘内筋はガンマ(γ)運動繊維に
錘外筋はアルファ(α)運動繊維に
それぞれ属しています
筋紡錘の機能
錘外筋と錘内筋の長さの差の情報を中枢へ送ることです。
そして、錘外筋が過度に伸ばされることを防ぐことですΣ(・ω・ノ)ノ!
α-γ連関
筋収縮の時に錘外筋が収縮して
筋全体が短縮する
その時に筋紡錘が弛緩しないように
α(錘外筋)γ(錘内筋)を同時に興奮させることをα-γ連関といいます(*´ω`*)
臨床を踏まえて
脳梗塞の患者さんで筋(錘外筋)が短縮しているだけではなく
錘内筋(α)も短縮しているので過度に錘外筋を伸長させないような身体・中枢のメカニズムが構築されてしまってる?
と考えればⅠα群感覚繊維からの信号は筋の伸長の程度と速度に比例するので
錘外筋収縮の信号を抑えつつ
短縮筋にストレッチするときは
なるべくゆっくり行うΣ(・ω・ノ)ノ!
逆に、錘外筋を収縮させたい場合は速度を早くして筋に伸長を加える
などの治療の戦略にも
役に立ちそうですねΣ(・ω・ノ)ノ!
ではでは~~
これで、リハビリ実習の睡眠時間確保!
こんばんはΣ(・ω・ノ)ノ!
今回は筋収縮のしくみについて
書いていきますね~~
筋収縮は
前回確認したATPをエネルギー源として
アクチンフィラメント(細い)と
ミオシンフィラメント(太い)
の滑走により生じます。
アクチンフィラメントには
1)トロポニン 2)トロポミオシンという
たんぱく質があります
普段は1)2)が結合しているので筋肉は収縮しなくなっているんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
結合部分にカルシウムが結合すると1)2)の結合が結合がとれアクチンとミオシンの滑走が生じて筋収縮が発生します。
筋肉の収縮にはATPとカルシウムイオンが必要なんですね~~(*^▽^*)
ちなみに、カルシウムイオンは筋原線維の
周りに巻き付いてる
筋小胞体の中にあるんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
筋肉が弛緩するときは
筋収縮の合図が来ない場合は筋小胞体が
カルシウムイオンを回収します
カルシウムイオンが回収されるとトロポニンとトロポミオシンが
再度、結合するため筋肉は弛緩状態に戻ることになります(#^.^#)
今回のポイントは
筋肉が収縮・弛緩するときは
ATPとカルシウムイオンが必要となる(*^▽^*)
簡単なスライドまとめをアップしてるのでこちらも見てみてください~~
最後まで見てくれて
ありがとうございました~~
すごく簡単!栄養とリハビリの考え方
おはようございますΣ(・ω・ノ)ノ!
今回は予告通りにATP産生」について
書いていきますね~~
ATP産生には主に3つあります
1)クレアチンリン酸と
ADP(アデノシン二リン酸)
からのATP産生
簡単に式にすると
クレアチンリン酸+ADT→ATP、クレアチン こんな感じです~
体内での最も早いATPを産生する方法です(#^.^#)
2)クエン酸回路と電子伝達系
によるATP産生.
筋肉の収縮が長く続くと体内のクレアチンリン酸の濃度も低下してきます(≧◇≦)
なので、ATPの供給源をその他に求めないとガス欠になってしまいます(+o+)
クエン酸回路(TCA回路)は簡単に書くと、
食べ物からエネルギーを作ろう(*´ω`*)ってやつです(酸素が必要)
詳しくはクエン酸回路 - Wikipediaを参考にしてくださいね~~
リハビリで大切なのは
・ごはんを食べていない患者さんは
TCA回路でATPが作れないから
筋収縮が起こせない、だから
筋力が低下してるんじゃない?
・呼吸器の疾患だったら
クエン酸回路に必要な酸素がないから
クエン酸回路が使えない
(ATPをつくることが不完全?)
などと考えることが
ポイントなんですよ~~Σ(゚Д゚)
3)無酸素解凍系によるATP産生
簡単に書くと
グルコースを分解してATPを作り出すことです。(酸素が必要ない!)
グルコース…糖の一種ですよ~~
ATPを作るときに一緒に乳酸も作ります。
乳酸は筋トレしてるときにくる
キツイキツイ(+o+)ってやつですね
リハビリで考えることは
食事がとれない→グルコース(糖)が取れない→無酸素解凍系が利用できない
→ATP作れない→筋収縮起きない
→リハビリできない
患者さんが食事をちゃんと食べれているのかも
評価したほうがよさそうですよね(*^▽^*)
ポイント
・筋収縮のエネルギー(ATP)を作るときは
酸素、食事(グルコース)が関係している
・栄養面、呼吸状態を評価してから
トレーニングを行うことが大切
次回も更新していきますね~~(*´ω`*)
実は簡単に理解できるATP
こんにちは(*^▽^*)
今回から、みんなの強敵生理学をテーマにかいていきますね(*^▽^*)
今回は筋収縮についてかいていきますね~~
筋肉の収縮・弛緩にもATPの分解で発生するエネルギーが必要なんですΣ(・ω・ノ)ノ!
筋収縮・弛緩の過程でATPから放出されるエネルギーを使うのは
1)収縮の過程における架け橋の運動
2)弛緩の過程におけるカルシウムイオンの
筋小胞体への回収
3)架け橋とアクチンとの結合がつきっきりにならず周期的に離れる
今回、覚えてほしいのは弛緩の時にもATPが必要ってことですΣ(・ω・ノ)ノ!
ちなみに…
連続して筋収縮をおこすとどんどん力が入らなくなりますよね~
これは、筋肉内のATPの濃度が低くなっていることが原因なんですよΣ(・ω・ノ)ノ!
少し休憩すれば再び力が入るようになるのは、休憩中に代謝によって新しくATPがつくられ、筋肉内のATP濃度が上昇したためなんですよ(*^▽^*)
訓練の時も筋持久力低下なのか、
ただATPの濃度が低下しているのか軽く考えてみてくださいね(*^▽^*)
次回はATP産生過程について
書いていきますね~~
ありがとうございましいた(*^▽^*)
最強まとめ! !統合と解釈
こんばんはΣ(・ω・ノ)ノ!
統合と解釈編が8回と長くなってしまったのでいままで書いてきたのを簡単にまとめますね!(^^)!
1)機能障害と活動制限の関連性
2)機能障害の原因の探求
3)機能障害の相互の関連性
4)活動制限相互の関連性
5)障害の予後
1~5を解釈するためには
1~5を意識しながら情報収集、問診、動作観察、動作分析、検査結果を行うことがポイントですよ~~(*'ω'*)
統合と解釈が不十分で治療してしまうと
なぜ治ったのか?
がわからなくなってしまうので
難しいけどブログをヒントにして統合と解釈を考えてみましょう(*^▽^*)
お手本!!個人因子を理解した統合と解釈
こんにちは(*´ω`*)
パソコンで書くようになって
更新がすごく楽になりました~
今回は長かった統合と解釈編の最終版です
今回もよろしくお願いします(*^▽^*)
統合と解釈の締めくくりはICFでの参加制約を考慮に入れ、社会へ適応するための問題点と解決法を考えることです
まとめると
機能回復だけではなく
日常生活の活動をなんとかし、家庭や社会への参加を可能にし
自立を促すことです
なので、患者が学校、職場、家庭に適応するための条件を考えます。
例えば
・通勤にはどれくらいかかるのか
・主な交通手段はなにか
・毎日どれくらい歩くのか
・社会での役割はなにか?
などなどを、考えながらリハビリを実施しないといけないですね(*^▽^*)
そのためには、問診の段階から
個人因子である
1)患者個人の価値観や個性
2)個人をとりまく環境
3)家屋調査
4)家屋周辺の環境
1~4を患者の動作能力に照らし合わせて、退院後の生活を有意義にするために
指導内容、支援などを考えることが必要です
なので、退院する前から
・復帰する日常生活を想定しての練習が
望ましいですね(*´ω`*)
意外と問診や情報収集の段階から大事な場面の連続ですね(*´ω`*)
今回の記事を参考に実習も
頑張ってくださいね~~