Ⅰb抑制って?
この反射は,筋腱の過剰な伸長による筋腱の断裂を防ぐ目的です*(^o^)/*
簡単に言うと
腱伸びる→その先の筋肉も伸びるです*(^o^)/*
ゴルジ腱器官の反射とは
筋腱に持続的な伸張が加わるとその筋の収縮を抑制する反射です。
Ib抑制や自原反射とも呼ばれます。
①筋腱が伸長されると筋腱移行部にある受容器(ゴルジ腱器官)が活動
②求心性の感覚ニューロン(Ⅰb感覚ニューロン),脊髄の抑制性介在ニューロンの順に興奮が伝わります。
③抑制性介在ニューロンが遠心性の
抑制し,その筋の活動を妨げます。
この反射は,筋腱の過剰な伸長による筋腱の断裂を防ぐ目的がある
ゴルジ腱器官
筋と腱の移行部に分布しており,多数のコラーゲン線維がIb神経線維の軸索を巻き込むような構造をしている。
筋が引き伸ばされるとコラーゲン線維が軸索を挟みこむように刺激して,Ib神経線維に情報を送る。
筋腱の伸長によって活動する。
Ib感覚ニューロン
直径12~20μm,伝導速度70~120m/secの有髄神経線維を持つ神経細胞。主にゴルジ腱器官につながって,ゴルジ腱器官の活動を脊髄へ伝える役割を持つ。
抑制性脊髄介在ニューロン
脊髄内の神経細胞で,その次に繋がるニューロンを抑制(活動しにくく)するもの。
この反射では経路の2つ目のニューロンで,α運動ニューロンへつながりその活動を抑制する。
脳からの下行性経路とのつながりもある。
α運動ニューロン
直径12~20μm,伝導速度70~120m/secの有髄神経線維を持つ神経細胞。脊髄前角に密集して分布しており,他方からの情報を筋へ伝える役割を持つ。