すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

歩行能力の予後予測

こんにちは

今回も前回の続きから書きますね~~

 

退院後、数年経過時にみられる機能低下

 

ある日、数年前に退院した患者さんと再会すると歩行機能が低下していることってよくありますΣ(・ω・ノ)ノ!

 

ある研究では、脳卒中患者について

 

1)退院後の歩行能力の追跡調査

退院時の歩行能力が屋外歩行群では3年後まで歩行レベルを維持可能

 

屋内杖歩行群では歩行レベルは低下する

 

2)退院後5年間の追跡調査で

 ADL自立群

    →ADL能力を63.4%維持できた

 ADL介助群

     →12.8%しかADL能力を

         維持できなかった(+o+)

 

3)歩行について

 屋外歩行自立

    →退院後も再発作がない限り                            

         能力維持できいる

 屋内歩行・ベッド上自立

   →再発作以外の様々な原因で

      自立度が低下する

 

 

1)~3)を考慮して考えると

実用的な屋外歩行の獲得が長期的に機能・能力維持ができるボーダーラインと考えられますね(*^▽^*)

 

退院時に屋外歩行獲得できなかった

患者さんには

 

・機能が低下していく可能性が高いので

   デイケアや訪問リハビリなど

継続したリハビリを利用する提案を行う

 

・あらかじめ座面の高い椅子の提案

 

・和式から様式の生活様式への変更

 

・寝室を2F→1Fへ変更

 

などの提案・対応なども検討しながらリハビリを進める必要性が高いのかもしれないですね(*^▽^*)

 

最後までよんでくれて

ありがとうございました(*^▽^*)

鉄板のポイント !慢性期 理学療法 

こんにちはΣ(・ω・ノ)ノ!

新しい職場にも慣れてきたので更新頑張ります

あのお方に怒られますからね~~www

 

今回も前回のシリーズの続きです

 

急性期・回復期までに獲得した能力が慢性期に低下することって

けっこうあるんですよねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

主に

1)退院後早期

2)退院後、数年経過したとき

3)他の疾患が発症したとき

 

の3つの時によく低下すると文献には書いてありますね

 

理学療法ジャーナル2015 7月号より

画像は一番したに載せますねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

今回は、退院早期にみられる機能低下について解説しますね~~

 

簡単にまとめると

病院のリハビリで獲得し能力が在宅生活では十分に生かすことができなかった

 

例えば

床にすわる生活なのに病院のリハビリでは床からの立ち上がり訓練を行っていなかった

 

そのため、一人で起きる機会が減少し日中の寝たきりの時間が増大した

 

廃用症候群のため筋力低下が生じ入院時より能力が低下したΣ(・ω・ノ)ノ!

 

などは意外とよくあることなんですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

そうならないように

 

今回のポイントは

・患者が生活する環境と類似した条件での

     訓練を行う

 

 1)家の玄関の段差が40cmなら訓練時も40cm

       の段差を用意して訓練する

 

 2)布団を利用するなら和室で布団を使って

       練習する

 

 

・生活環境の問題点を早期に把握する

 

 風呂場の椅子が座面15cmと低い

→座面の高いシャワーチェアーを購入検討する

 風呂場に手すりを設置する

 

 玄関の上がり框が高い(50cm)

→手すりを設置する

段を1個設置し2段にする(25cm×2)

 

などを前もって対応すれば

退院直後の機能低下は予防できる可能性が高いですね(#^.^#)

 

退院しても患者さんの生活は続いていくことを考えながら

リハビリ実施できると素晴らしいですよね(*^▽^*)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(≧◇≦) 

 

 

 

 

 

 

理学療法ジャーナル 2015年 7月号 特集 慢性期の理学療法?目標設定と治療・介入効果

 

 

 

真のポイント 慢性期の理学療法

おはようございます(*´ω`*)

前回から慢性期の理学療法について

書いてます~~

 

今回はそのつづきですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

前回は慢性期では二次的な障害見落とさないことが大切がポイントでしたね(*^▽^*)

 

今回は症状の経過を把握するがポイントです

 

実習や職場にでるとしみじみ感じることですが

単一の疾患だけ持っている患者さんってすごく珍しいですよねΣ(゚Д゚)

 

既往に脳梗塞、高血圧症、

変形性膝関節症があって

今回は大腿骨転子部骨折など

 

 

慢性期だと様々な疾患を抱えている患者さん・利用者さんに出会います

 

このとき、一時障害と二次障害の判別が難しくなります(+o+)

 

例えば

患者さんは右下肢に痺れがみられる

 

カルテの情報には

1)左脳梗塞  

2)腰部脊柱管狭窄症がある

 

この時、左大腿の痺れが1)2)どちらの影響によるものかで

 

理学療法の内容が変わりますΣ(・ω・ノ)ノ!

 

例えば

脳梗塞の場合

・慢性期なので痺れが改善する可能性は

    低いのでは?

 

・痺れを踏まえた動作指導などの訓練を行う

   (目視で段差を確認しながら昇降する)

 

・上肢、体幹の痺れの評価

 

・随意性の評価をしよう(*^▽^*)

 

腰部脊柱管狭窄症の場合

・デルマトームでは

   どの神経領域が障害されているか評価しよう

  (L1~L5?)

 

・L1~L5の神経が支配する

     筋肉の筋力低下は起きているのかな?

 

・疼痛緩和のために

    ホットパックをしてみよう(*^▽^*)

 

体幹伸展位にならないような

   日常の動作指導を行おうΣ(・ω・ノ)ノ!

 

など評価・治療内容に違いがみられるんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

今回の場合、見分けるポイントは

・発症時期の把握

 何年前から発症したのか?

 

・経過

 手術を行ったのか? 

     保存療法だったのか?

 通院しているか?

 

神経症状の分布

 脳梗塞→右半身 

 脊柱管狭窄症→神経根型なら片側

        馬尾型なら両側

 

などを軸に考えると、

手掛かりが見えてきますよ(*^▽^*)

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました(*^▽^*)

 

慢性期リハビリの真のポイント 解説

おはようございます(*^▽^*)

今回から新しいテーマを開始しますね~~

 

学生の時とか新人の時とかって

慢性期の患者さんを担当したときに目標などに困ることがあったんです~(≧◇≦)

 

脳卒中で慢性期と言われる発症後

六か月以降のことですね

 

実際に研究では

1)十分なリハビリを行った患者に治療を

     再検討して実施したら77.1%で機能改善した

 

2)発症後六か月以降経過した患者に対して

      リハビリをおこなった結果、

  移動能力が全介助の数がほぼ半減した。

  屋内歩行自立も24%出現した

 

1)2)で分かるように意外と回復期での

リハビリを終えてからも十分に機能の改善があるんですねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

じゃ、どうすれば

慢性期でも機能回復が見込めるのかわかるの?

ってなりますよね~~

 

今回はそれを一緒に考えましょう(≧◇≦)

 

例えば、脳卒中で考えましょう~~

 

積極的に脳画像を活用し、現状の身体症状が脳画像所見と一致しているか考えることがすごく大切なんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

例えば、慢性期だと脳画像に限局した症状が出現するはずです

 

運動麻痺の程度は軽いのに関節可動域制限、筋力低下が生じている(T ^ T)

運動を発生させる錐体路の障害は

軽度なのになぜ?

 

みたいなケースでは

1)運動範囲の狭小化による関節可動域制限?

2)α運動ニューロンの機能的現象による

      筋力低下?

3)廃用症候群による筋力低下?

 

 

1)~3)は元々の錐体路障害のせいではなく二次的な障害ですよねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

今日のポイントは

慢性期の患者さんではこのような二次的な障害を見落とさないことがすごく大切なんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

二次的な障害が患者の日常生活を不便にしていることはよくあるんですよ~

 

では、次回は慢性期のリハビリの続きを書きますね(*´ω`*)

 

 

シンプル解説 筋紡錘の臨床への応用

こんにちは(*^▽^*)

今回も生理学にテーマを絞りつつ

書いていきますよ~~

 

筋紡錘って国家試験や授業などでよく出てくるんですが教科書は前置きが長すぎて読むのが大変なのでシンプルにまとめていきますね(*^▽^*)

 

筋紡錘…筋が引き伸ばされる速度・長さを測る役割があります

 

    簡単な図はこんな感じです~

 

f:id:m07v-sk160:20170619134132p:plain

錘外筋とは錘内筋とは異なる普通の筋繊維ですので今回はスルーの方向で(笑)

 

錘内筋繊維には

核袋繊維

(袋みたいにたくさんの核で満たされている)

核差繊維

 のふたつがあるで気を付けましょう(*^▽^*)

 

錘内筋はガンマ(γ)運動繊維に

錘外筋はアルファ(α)運動繊維に

それぞれ属しています

 

筋紡錘の機能

錘外筋と錘内筋の長さの差の情報を中枢へ送ることです。

 

そして、錘外筋が過度に伸ばされることを防ぐことですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

α-γ連関

筋収縮の時に錘外筋が収縮して

筋全体が短縮する

 

その時に筋紡錘が弛緩しないように

α(錘外筋)γ(錘内筋)を同時に興奮させることをα-γ連関といいます(*´ω`*)

 

臨床を踏まえて

脳梗塞の患者さんで筋(錘外筋)が短縮しているだけではなく

 

錘内筋(α)も短縮しているので過度に錘外筋を伸長させないような身体・中枢のメカニズムが構築されてしまってる?

 

と考えればⅠα群感覚繊維からの信号は筋の伸長の程度と速度に比例するので

 

錘外筋収縮の信号を抑えつつ

短縮筋にストレッチするときは

なるべくゆっくり行うΣ(・ω・ノ)ノ!

 

逆に、錘外筋を収縮させたい場合は速度を早くして筋に伸長を加える

 

 

などの治療の戦略にも

役に立ちそうですねΣ(・ω・ノ)ノ!

 

ではでは~~

 

 

これで、リハビリ実習の睡眠時間確保!

こんばんはΣ(・ω・ノ)ノ!

 

今回は筋収縮のしくみについて

書いていきますね~~

 

筋収縮は

前回確認したATPをエネルギー源として

アクチンフィラメント(細い)と

ミオシンフィラメント(太い)

の滑走により生じます。

 

アクチンフィラメントには

1)トロポニン  2)トロポミオシンという

たんぱく質があります

普段は1)2)が結合しているので筋肉は収縮しなくなっているんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

結合部分にカルシウムが結合すると1)2)の結合が結合がとれアクチンとミオシンの滑走が生じて筋収縮が発生します。

 

筋肉の収縮にはATPとカルシウムイオンが必要なんですね~~(*^▽^*)

 

ちなみに、カルシウムイオンは筋原線維の

周りに巻き付いてる

筋小胞体の中にあるんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

筋肉が弛緩するときは

筋収縮の合図が来ない場合は筋小胞体が

カルシウムイオンを回収します

 

カルシウムイオンが回収されるとトロポニンとトロポミオシン

再度、結合するため筋肉は弛緩状態に戻ることになります(#^.^#)

 

今回のポイントは

筋肉が収縮・弛緩するときは

ATPとカルシウムイオンが必要となる(*^▽^*)

 

簡単なスライドまとめをアップしてるのでこちらも見てみてください~~

生理学 ATP 編集してみたww - YouTube

 

最後まで見てくれて

ありがとうございました~~