すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

バイザーに脊柱管狭窄症調べてきてって言われたらコレを調べよう!

脊柱管狭窄症編

 

今回から脊柱管狭窄症編を始めますね\(^o^)/

実習でもよく遭遇する疾患の1つですよね〜〜

実習の事前の電話でバイザーに脊柱管狭窄症について勉強してくださいって言われるけど具体的になにを勉強するの❓

 

ってなりますよね((((;゚Д゚)))))))

 

今回は事前に勉強するポイント

から始めますね( T_T)\(^-^ )

 

1.病疫
日本では40歳以上の男女の3.3%に割合で羅患
推定では240万人

高齢になる程リスクが高まる

 

2.定義
日本脊椎脊髄病学会によると

脊柱管を構成する骨性要素、椎間板、靭帯性要素などにより腰部の脊柱管や椎間孔が狭小となり、馬尾あるいは神経根絞扼性障害の発現したもの。

 

絞扼部によってcentralとlateralに分けられる。

 

特有な症状として、下肢の痺れと馬尾性間欠性跛行が出現する

となっています(*^o^*)

 

とりあえず、分かりづらいですよね〜^_^;

 

診断基準

日本整形外科学会診療ガイドライン委員会は以下の4つの項目をすべて満たすことが必要と言っています。

 

1.臀部から下肢の疼痛、痺れ有する
2.臀部から下肢の疼痛、痺れ立位・歩行の持続によって出現あるいは増悪する、

   出現し、前屈や座位で軽快する
3.歩行で増悪する腰痛は単独であれば除外する
4.MRI画像で脊柱管や椎間孔の変性狭窄状態が確認され、臨床所見を説明できる

 

脊柱管狭窄症の機能的分類

主に3つに分けられます

 

1.馬尾型
下肢・臀部、会陰部の異常感覚を特徴とし、多根性障害を示す

2.神経根型
臀部・下肢疼痛を特徴とし、単根性障害示す

3.混合型
馬尾、神経根型が合併している

間欠性跛行は神経性血管性に分けられます((((;゚Д゚)))))))

 

1.神経性
椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などの影響で

    脊柱管狭窄したもの
・主に立位・歩行で誘発
・座位、腰椎屈曲にて回復
・足のチアノーゼは見られない
・下肢の 脈拍は正常

 

2.血管性
・ASO、 バージャー、慢性動脈閉塞症

    により発現
・下肢の運動により誘発
・姿勢による症状の変化は見られない
・下肢の脈拍は不触
・足チアノーゼは重症例で見られる

 

などなどの違いが見られます
評価の時は意識して確認しましょうね〜

 

治療法

保存療法と手術療法ある

 

まず、日常生活指導、薬物療法、装具療法、物理療法、ブロック療法などを3カ月行う

 

それでも、症状が改善しない場合は手術適応となる。

 

高度の歩行障害、安静時の痺れ、下肢筋力低下、筋萎縮、膀胱直腸障害などがある場合にも手術適応となります。

 

手術は主に
1.除圧術
2.除圧固定術→脊椎の並びが不安定な場合
3.間接的除圧術

                                                           

などがあります。

 

実際現場では執刀医により術式は違うと思いますから


バイザーにお願いして、医師にきいてみるのが一番いいと思います\(^o^)

 

今回は理学療法ジャーナル 第50巻第5号 2016年5月 P526.527
を参考にしました( T_T)\(^-^ )

また、よろしくお願いしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ