ロッカー機能と倒立振子モデルを解説!
こんにちは(๑╹ω╹๑ )
総合病院勤務の理学療法士のSunaです
今日は脳卒中の歩行の中でも
倒立振子モデルについて解説していきますので!
1、倒立振子モデル
こちらの図のように歩行の重心移動は
踵接地~立脚中期にかけて重心の上昇、速度の減少
立脚中期~踵離地にかけて重心の下降、速度の上昇
が生じます
このような重心の運動を図のように振子を逆にした状態の
運動に似ていることから倒立振子モデルと言われます
臨床でのポイントとしては
歩行速度を上げたい場合、、、
歩行速度は
立脚中期~踵離地にかけて重心の下降、速度の上昇が見られるので
歩幅を拡大することで
1、立脚中期~踵離地にかけて重心の下降が大きくなる
2、重心の下降が大きくなると速度が上昇する
2、倒立振子モデルとロッカー機能
ロッカー機能とは
踵ロッカー
足関節ロッカー
フォアフットロッカー
Toeロッカー
から成り立ちます。
ロッカー機能の役割は、歩行時の倒立振子運動を生じさせることです
踵接地の時
踵ロッカーの機能⬇︎
足関節の底屈運動を前脛骨筋の遠心性収縮によって制動する
踵ロッカーは踵接地~立脚中期での重心の上昇を作る運動となる
膝関節では屈曲運動が生じる
この屈曲運動は大腿四頭筋の遠心性収縮によって制動される
ここが重要なポイントで
前脛骨筋、大腿四頭筋の遠心性収縮によって
下腿と大腿は前方に引き出されます。
股関節では
大臀筋など股関節伸展筋のおかげさまで
体幹の正中位保持が可能となります
このように歩行周期の踵接地~立脚中期においても
足関節、膝関節、股関節では効率よく歩行を行うために
筋収縮が起きているのでみなさんもロッカー機能を踏まえて臨床に臨んでください
こちらの本で勉強していますのでよかったら見て見てください
最後まで呼んでくれてありがとうございました(๑╹ω╹๑ )
Youtubeチャンネルで動画での解説もしているので
そちらの方もよろしくお願いします