すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

頭頂葉 を簡単に復習

こんにちは(๑╹ω╹๑ )

総合病院勤務のすなです

 

体調を崩してしまいました(T ^ T)

 

多分風邪ですね

 

早退させてもらって

ご飯食べて寝てました

 

そして、回復しました( ^ω^ )

 

明日から患者さんと一緒にリハビリを楽しみますよ

 

 

そんで今回のテーマは側頭葉

 

 

正直、側頭葉のことってあんまり考えることは少ないですね

 

 

なぜかというと

 

 

理学療法士は運動機能ばかりに視点がむきがちなんですね

 

 

なので、側頭葉について簡単にピックアップしてまとめましょう

主な機能は
1)聴覚の投射野
2)視覚情報の認知
3)動きの認知
4)辺縁系連合野
5)短期・長期記憶

 

今回は記憶について解説していきましょう(๑╹ω╹๑ )

 

記憶について
パペッツ回路

→視覚情報の記憶化
海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回-海馬傍回-海馬という閉鎖回路をPapezの回路という。


ヤコブレフ回路

→記憶の情動的意味付け扁桃体-視床背内側核-前頭葉眼窩皮質後方-側頭葉前方-扁桃体という閉鎖回路をYakovlevの回路または基底・外側回路という。


臨床でのポイント

海馬だけ扁桃体だけ見るのではなく、回路全体を評価することが大切

 

 

 

画像所見で
海馬の萎縮が見られなくても、視床前核群や帯状回の障害がある場合はパペッツ回路の障害が考えられる。

 

 

その場合は中期・短期記憶の大小の手段を早期に検討しつつの介入となる
・家族のバックアップ体制はどうなのか
・病棟生活なので看護師や介護士からの情報収集な内容に変化が出る
 トイレの場所や食事の集合場所の記憶の定着はどうか❓など

 

 

ここからは軽く聴覚のことについても解説( ^ω^ )

1)について
一次聴覚野(41・42野)

主な経路の流れは

耳→脳幹→視床(内側膝状体)→聴放線→一次聴覚野

 

ここでポイント
画像所見を評価している中で、上記の聴覚の経路に障害が見られる場合は聴覚の障害が考えられる。

 

一次聴覚野だけを見ていればいいってもんじゃないんですね(T ^ T)

 

 


側頭葉の聴覚機能も二つある

1)音源定位(その音がどこでしているのか❓)
2)音の種類の認識(その音がなんなのか❓)


1)の場合を背側経路という   2)の場合を腹側経路という
  聴覚野→頭頂葉前頭葉      聴覚野→側頭葉→前頭葉

 

確かに、音の種類の認識の障害と音源定位の問題ではリハビリの介入内容が大きく違いますよね(๑╹ω╹๑ )

 

それと

 

患者さんの退院後のADL動作指導の内容に大きく違いが出ます。

 

このように、

 

機能障害のメカニズムが理解できることで

運動機能のみの介入からさらに進化することができますね(๑╹ω╹๑ )

 

今回の記事は

森岡先生の書籍を参考にしています(๑╹ω╹๑ )

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