教えてくれない 脳梁とリハビリの関係性
こんにちはΣ(・ω・ノ)ノ!
総合病院で理学療法士やっているすなです
今回のテーマは
前回の続きで交連繊維です
イラストの赤い部分が脳梁ですよΣ(・ω・ノ)ノ!
やっぱり学校や先輩はあんまり教えてくれない部分ですよね(ToT)/~~~
でも、脳梁ってすごくたいせつなポイントがいっぱいあるんです
ですので今回のテーマは脳梁ですΣ(・ω・ノ)ノ!
前回も脳梁について
まとめているので気になったらこちらもぜひ
前回は半球間抑制がリハビリにかかわっていることを書きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
ある研究では
健常人が右側を動かした場合
1)右身体の運動時に右半球から左半球への抑制は解除される
2)左半球から右半球への抑制が働く
脳卒中患者さん
麻痺側を動かした場合(右側)
1)右側の一次運動野(非障害側)左側の一次運動野(障害側)への抑制が働く
2)麻痺側への抑制が強いほど麻痺側のパフォーマンスが低下する
このような関係性が示されていますΣ(・ω・ノ)ノ!
このような脳卒中患者さんの
半球間抑制のアンバランスは使用依存性脳可塑性が関係しています
むむΣ(・ω・ノ)ノ!
使用依存性脳可塑性ってなんだ?
解説しましょう
脳卒中発症後
運動麻痺を経験することで麻痺側上下肢の不使用が生じます
その結果、非麻痺側の使用頻度が増大します
使用頻度の差が左右の脳活動のバランスに影響を及ぼします
半球間抑制の影響で非麻痺側の脳が麻痺側の脳活動を抑制してしまいます
この左右の脳活動のバランスの不均衡を異常半球間抑制説って言われています
非麻痺側の活動を麻痺側の脳が抑制することが困難になることです(ToT)/~~~!
リハビリの場面で
非麻痺側の過剰な努力を用いての歩行訓練
歩行はできていますが
患者さんの脳の中で起きていることは
可塑性を促すはずリハビリの治療で
麻痺側の脳の活動を抑制しているという矛盾が生じている可能性も充分に考えられます
これが
歩行と歩行訓練の大きな違いですΣ(・ω・ノ)ノ!
現象としては歩行ができている
しかし、脳の内部では損傷している脳をさらに抑制していることが起きているかもしれませんΣ(・ω・ノ)ノ!
なので、患者さんの過剰な努力をうまく抑制するような工夫が必要ですね
具体的には
立位保持訓練では
平行棒で手すりを握る環境→壁に寄り掛かるなど
握るといった過剰な力が生じやすい環境から、壁にもたれかかるといった力が入りにくい環境を設定してあげることができます。
歩かせるではなく歩行訓練をやりたいですね!(^^)!
最後まで読んでいただきありがとうございましたΣ(・ω・ノ)ノ!