すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

かかと上げ運動じゃ歩行時の蹴り出しは治らないよ

こんにちは( ^ω^ )

 

総合病院勤務の理学療法士のすなです( ^ω^ )

 

今回は、

 

歩行の立脚の後期の蹴り出しについて

 

書いていこうと思います( ^ω^ )

 

 

 

 

 

 

よくあるのが、この訓練内容

 

1)蹴り出し=足関節の底屈運動

 

2)足関節の底屈運動=下腿三頭筋の求心性収縮

 

 

3)踵上げ運動を行おう!

 

イメージ.png

 

 

 

 

みたいな感じで臨床の戦略が進むんですが

そんな単純じゃないんだよってことを書きますね

 

 

 

時はさかのぼり

2001年、スタンフォード大学Neptuneらは、

 

1)立脚後期に生じる推進力には腓腹筋とヒラメ筋の筋活動が寄与する

 

2)その役割はそれぞれ異なっていることを明らかにしました

 

腓腹筋は立脚終期であるターミナルスタンスで垂直方向へ重心を持ち上げるように作用

 

ヒラメ筋はつま先離地期であるプレスイングで前方の推進力に作用することを示した

Neptune RR, 2001)。

 

 

このことから分かるように

 

重心を上方に持ち上げることが目的なら

腓腹筋への介入となり

 

前方への推進力への介入が目的の場合は

ヒラメ筋への介入になります( ^ω^ )

 

 

そして、歩行に関しては

ただ、踵上げ運動のように求心性収縮だけやっていればよいわけではないですよ(;ω;)

 

Liuらは、歩行の推進力を上げるためには、腓腹筋とヒラメ筋による足関節底屈モーメントを増加させることが重要であると結論付けました(Liu MQ, 2008)。

 

 

歩行時の推進力の強化

 

1)ヒラメ筋の筋力強化

2)足関節底屈モーメントを増加させる

 

この二つが大切となります。

 

1)ばかり訓練していないですか?

 

どうやって訓練するのかは

 

次回、書いていきますね( ^ω^ )

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました( ^ω^ )