すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

網様体経路ってなんだ?→まとめたよ

こんにちは( ^ω^ )

 

総合病院勤務の理学療法士のすなです( ^ω^ )

 

 

関東にも梅雨が迫ってきましたね!

 

 

そんなことより、

 

今回は網様体経路について書いていきましょう!

 

 

 

網様体経路といえば

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Yeo SS, 2012より引用改変。赤が皮質脊髄路で青が皮質網様体路ですよ(ω╹๑ )

 

 

上の図ですよね

 

新人や学生ではあんまり分からないですよね( T_T)\(^-^ )

 

 

さらっとまとめると

 

 

1)皮質網様体路は主に近位筋(肩.股関節)の制御に関与する

2)皮質網様体路は運動前野、補足運動野に起始をもち脳幹網様体につながっている

3)予期的姿勢制御ドアを開ける動作では、予期的姿勢制御に対応する抗重力筋である下腿三頭筋の筋活動が、ドアを開ける手や腕の動作よりも約0.1秒先行する。

 

 

1)~3)の役割があります。

 

 

 

皮質網様体路の損傷、変性により、近位筋の弱化とともに立位バランス能力の低下が認められることがわかりました。ヒトにおいても皮質網様体路が立位姿勢制御に関与することが示唆されていますね。

 

 

 

 

 

そして、網様体経路は同側を下降します

 

 

 

つまり、

 

皮質脊髄路右側の障害で左側の運動麻痺

皮質網様体経路右側の障害で右側の障害

 

運動麻痺で分離が悪い場合でも股関節や肩関節の筋力は損傷を受けていないことが考えられます。

 

 

なので、股関節に荷重を行い

網様体脊髄路の活動を促すことが重要ですね(ω╹๑ )

 

 

 

 

先行性姿勢制御とは、

随意運動に先行する姿勢を調整する仕組みであり、これは予期的姿勢制御(Anticipatory postural adjustmentAPA)とも呼ばれています。

 

ドアを開ける動作では、予期的姿勢制御に対応する抗重力筋である下腿三頭筋の筋活動が、ドアを開ける手や腕の動作よりも約0.1秒先行します。

 

このため、体は後方に倒れずにすむわけですね(*^ω^*)

 

 

 

 

 

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 結局、網様体経路をまとめると

 

 

 

 

皮質網様体路の損傷、変性により、近位筋(股関節)の弱化とともに立位バランス能力の低下が認められる

ヒトにおいても皮質網様体路が立位姿勢制御に関与することが示唆されていますね

 

 

皮質脊髄路と皮質網様体経路をそれぞれ評価できるといいですね(ω╹๑ )

 

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました