心不全 学校じゃ教えてくれない リスク管理のポイント
今回は心不全編の4回目です
プログラム立案、実施上のリスクについて
心不全の状態が充分に管理されていない場合は積極的な運動はさけないといけません。
運動介入時は患者の身体応答を確認しながら実施します。
例えば
1)臥床での関節可動域運動は、
上・下肢挙上に 伴う心臓への静脈還流の
増加が生じ、呼吸困難を増悪させることが…
2)運動することにより、
小刻みに息こらえをする。
このことが後負荷の上昇を招く。
軽度であっても呼吸困難、
息切れが継続している症例では
・呼吸困難補助筋の活動が、
亢進し、疲労が増強する。
・さらなる呼吸困難を招く
これらの悪循環に陥ることも考えましょう。
リスクに対する対処法について
実施する時は症状増悪を生じさせないことを第一優先にしましょう。
そのためには
心不全増悪時の兆候、
その兆しを見逃さないことが大切ですU^ェ^U
主病態として肺うっ血を呈するので
一般的には
・臥床位での介入は最小限にとどめる
・ベッドアップ座位、椅子座位などで
ROM運動、徒手抵抗運動が望ましい
・息こらえをしなければ遂行できない
負荷量は過負荷
・最初は会話しながらでも
可能な負荷量から実施する
これらのことを意識しながら実施していければと思います\(^o^)/
息こらえをしないように
呼気に同調するように患者様を指導する
前屈み姿勢は
・息こらえが生じやすい
・換気制限を伴う
そのため、後負荷の上昇、酸素摂取量の制限の二重の負荷が発生するので注意
急性期においては理学療法士が全介助で靴の着脱を行う程度の配慮が必要ですよ〜
心不全編のまとめ
1)呼吸困難が発生した場合は呼吸器疾患の
ほかに心不全の可能性を考慮する
2)心不全患者は臥床で
症状が増悪する場合がある
3)年齢、並存疾患、心不全増悪注意した、
ゴール設定・プログラムを設けよう
今回は理学療法ジャーナル
第50巻 第8号 2016年8月
P794.795wo参考にしました( T_T)\(^-^ )
実習中困ったら
ぜひ参考にしてくださいね\(^o^)/