すなリハブログ

リハビリの実習は辛い。だからこそ楽しい実習に世界を変えたい、学生のためのブログです。

大腿骨頸部骨折で実習前にはこれを確認すれば大丈夫!

 

今回も実習理学療法ジャーナルを利用して実習対策をやっていきます\(^o^)/

 

前回は実習前に事前に復習しておくことを書きました。

 

今回は評価前に準備することについて書いていきます

 

1)現病歴
・転倒原因はなんなのか
・いつ、どこで何をしている時に起こったのか
・受傷時の環境はどうだったのか
心理的要因はなかったのか

 

などをできる限り情報収集します。
その後、入院中・退院後の転倒予防の対策への参考にします(*^o^*)

 

例えば
受傷時→階段降段時に転倒した
退院にあたって→階段に手すりを設置するなどの対策をとる

 

すごく簡単な例ですが、こんな感じにイメージしてくださいΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

 

2)社会的情報
・住環境
・ 同居家族の有無、家族構成
・受傷場所の確認
・動線の確認

 

転倒歴のある患者様への住環境改善は、

転倒防止に有効であるという高いエビデンスがあります((((;゚Д゚)))))))

 

転倒が受傷原因の場合は特に確認する必要があるかもしれませんね(*^o^*)

 

3)生活歴・職業歴・嗜好歴
リハビリは

❌→再び歩けるように
⭕️→再び患者様の望む生活が送れるように

 

このことを意識して情報収集できればいいと思います。


日常会話の中で少しずつ聞いていくとお互いの負担にならないですよ*(^o^)/*

 

今回は理学療法ジャーナル2015年7月号を参考にしました\(^o^)/


次回は他部署からの情報収集編をやりますね〜

大腿骨の骨折を担当したらこれ見て!

実習前に施設に電話して
学生「事前に勉強していくことってありますか❓」
バイザー「じゃあ、大腿骨骨頸部骨折患者様を担当してもらうから疾患について勉強してきてね」
学生「分かりました…」

よくあるやりとりですが、具体性に欠けるので勉強することがイマイチ分かんないんですよね〜

なので今回は2015年理学療法ジャーナル7号を参考に解説していきますね(*^o^*)

疫学
1)発生率は60歳以上で徐々に増加する
2)原因としては転倒が最も多い
3)女性が男性と比べて発生率が多い

 

分類
大腿骨頸部骨折は
1)大腿骨頸部骨折
2)大腿骨転子部骨折に分けられます\(^o^)/

 

大腿骨頸部骨折…Gardenのステージ分類
大腿骨転子部骨折…Evans分類、Jencen分類  となります。

 

これらの分類は保存療法、手術療法適応 目安となっているので確認しましょう

 

術式について

大腿骨頸部骨折では
非転移型…骨接合術
転移型…人工骨頭置換術

大腿骨転子部骨折では安定型・不安定型ともに骨接合術が施行されることが多いです。

 

 

術式を理解することは
1)患者様の疼痛要因を理解する
2)骨癒合までの負荷量を予測する
3)人工骨頭置換術後脱臼リスクなどを防ぐ

ためにも大切なことなので実習前に改めて確認しましょう\(^o^)/

 

次回は情報収集するポイントから

行きますね〜\(^o^)/

また、よろしくお願い申し上げます。

錐体外路をハッキリさせる!

今回は名前はよく聞くけどイマイチよく分からない、そして実習中必ず出会う錐体外路について進めて行きますね〜\(^o^)/


今回は理学療法ハンドブック第3版p514〜を参考にしました(*^o^*)

 

前回は直接賦活系(錐体路)についてでしたが
錐体外路は別名間接賦活系とも言います←あんまり聞かないけどwww

 

錐体外路錐体路以外の経路全てをまとめて名称なんですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ


1)前庭脊髄路
2)網様体脊髄路
3)視蓋脊髄路
4)赤核脊髄路

の4つがあります。


4つもまとめていたとは…って正直思いますよね(笑)
さらに腹側・背側に分けられるからめんどくさく、実習中には復習する余裕がなくなりますよね〜((((;゚Д゚)))))))

 

今回は実習で使えるように箇条書きにしていきますね

 

1)前庭脊髄路
外側前庭脊髄路・内側前庭脊髄路に分かれる

外側前庭脊髄路…体幹・四肢も伸筋の促通、屈筋の抑制
内側前庭脊髄路…上位胸髄ニューロンに連絡し、頭部の安定性に関与

2)網様体脊髄路

1.橋網様体脊髄路として脊髄前索部を下行するもの
2.延髄網様体脊髄路として脊髄側索部をを下行するもの
の2つあります((((;゚Д゚))))))) ややこしいwww

 

網様体脊髄路…姿勢保持ために伸筋の活動を促通と同時屈筋を抑制
                             網様体背外側に起始→背側→伸筋みたいなイメージで、
                             覚えればいいんですかね(笑)

 

延髄網様体脊髄路…屈筋活動を促通し、伸筋活動の抑制
                                外側前庭脊髄路と拮抗し身体平衡を司る
                                延髄下部腹内側部に起始→腹側→屈筋みたいなイメージです

 

3)視蓋脊髄路…眼球運動と頭部・体幹運動を強調させる役割

 

4)赤核脊髄路…上肢の屈筋の活動促進させる
ヒトではあまり発達していないといわれているΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

 


今回は理学療法ハンドブック第3版p514〜
から引用しました\(^o^)/
参考にしてくださいね〜

運動麻痺の原因と言ったらコレ!

 

随意運動に関する運動経路は主に
1)直接賦活系
2)間接賦活系
3)制御回路
4)最終共通経路
の4つがあります。

 

今期は実習中に必ず関わる直接賦活系についてやっていきます)^o^(

 

直接賦活系…一次運動野から脊髄前角運動ニューロン直接停止しているとのことです。

具体的的には
1)外側皮質脊髄路
2)前皮質脊髄路
3)皮質延髄路

の3つがあります((((;゚Д゚)))))))

 

まず、皮質脊髄路の運動指令の経路から行きますね〜

 

1)大脳皮質運動野・運動前・補足運動野から指令がスタート

 

2)運動指令繊維は放線冠となり内包後脚を通る

 

3)中脳レベルで大脳脚

 

4)延髄にて体側へ交差
(皮質脊髄路の80%は交差、20%は交差しない)
交差しないものを前皮質脊髄路・腹側皮質脊髄路といいます)^o^(

 

5)脊髄前角

 

1)〜5)の経路を運動指令が通過しているので脳梗塞で経路が損傷されれば指令が伝達されないので運動麻痺が発生するんですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

 

イメージは地震などで道路の一部が陥没すると
1)車は通れなくなるか
2)通れるが通りが悪くなり、通常の動きが出来なくなる

 

1)・2)のことが起きますよね〜〜
すごく簡単に考えるとそんな感じですよ*\(^o^)/*

 

例えが下手だったらごめんなさい(笑)

 

今回は理学療法ハンドブック第4版p512から引用しました(*^o^*)
参考にしてくださいね〜

実習で痛みに困ったらまずこれ!

運動器に関する組織の痛み(理学療法ハンドブックp495〜)

 

筋痛(筋・筋膜性疼痛)

1)筋細胞膜が破壊され、化学物質の生成・遊離により侵害受容ニューロンが興奮


2)筋細胞膜の破壊はなく、過度の筋収縮と血流障害により化学物質が遊離され、筋周膜、
    筋膜に存在する侵害受容ニューロンの興奮


3)関連痛による痛み

 

の3パターンが考えられます((((;゚Д゚)))))))

筋膜性の疼痛発生の想定図を書いときますので参考にしてくださいね\(^o^)/

 

過度の負荷                                            

 筋収縮の持続
↓                                                                     ↓
筋細胞膜の破壊 、局所の血流障害
↓                                                    
発痛物質と痛覚増強物質の産生                    

ATP産生減少
(ブラジキニン、プロスタグランジン)                   ↓
↓                                                                           ↓
侵害受容器興奮、筋硬結形成

疼痛

 

 

局所の血流障害が発痛物質の発生につながることが意外と重要なんです〜\(^o^)/


今回の参考文献は理学療法ハンドブックp495〜です。
困った時は使ってくださいね*(^o^)/*

筋.筋膜性疼痛の書き方 決定版 リハビリ実習

運動器に関する組織の痛み(理学療法ハンドブックp495〜)

筋痛(筋・筋膜性疼痛)

 

1)筋細胞膜が破壊され、化学物質の生成・遊離により侵害受容ニューロンが興奮


2)筋細胞膜の破壊はなく、過度の筋収縮と血流障害により化学物質が遊離され、筋周膜、
筋膜に存在する侵害受容ニューロンの興奮


3)関連痛による痛み

 

の3パターンが考えられます((((;゚Д゚)))))))

 

筋膜性の疼痛発生の想定図を書いときますので参考にしてくださいね\(^o^)/

 

過度の負荷 筋収縮の持続
↓ 
筋細胞膜の破壊

局所の血流障害
↓ 
発痛物質と痛覚増強物質の産生 ATP産生減少
(ブラジキニン、プロスタグランジン) 
↓ 
侵害受容器興奮 、筋硬結形成

疼痛

局所の血流障害が発痛物質の発生につながることがいがいと重要なんです〜\(^o^)/


今回の参考文献は理学療法ハンドブックp495〜です。
困った時は使ってくださいね*(^o^)/*

患者さんの神経痛 考え方 要点解説

神経因性疼痛

中枢、末梢神経系の損傷・機能異常によって生じる痛みです。
脊柱管狭窄症、ヘルニアなどなど

 

この痛みのポイントは
侵害刺激がなくても痛み発生することです

 

前回の侵害受容性疼痛は
1)受容器が痛みをキャッチ
2)経路であるAβ繊維、c繊維を通り刺激が伝達
3)脳の体性感覚野、扁桃体、海馬などに至り痛みを認識する

 

流れがありましたが今回は1)〜3)の流れがないんですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

神経因性疼痛は神経が損傷しているから痛みが生じていると説明が簡単になるんですよね〜(O_O)

実習評価ではレポーターの負担が減りますね

 

臨床的な症状は
1)自発痛
2)知覚異常(知覚低下、無知覚)

痛みの質は
電撃痛、灼熱痛、刺痛、鈍痛、うずく痛み、拍動痛など多種多様なんです((((;゚Д゚)))))))

 

今日のポイント
1)神経因性疼痛は神経が損傷したため痛みが発生している。
     受容器のあるなしは関係ない
2)自発痛、知覚低下が主な症状
3)痛みの質は電撃痛(ビリビリ),鈍痛など多種多様

 

 

参考文献→理学療法ハンドブック第3版p474〜
です。
実習の時にどの文献にあるんだ〜((((;゚Д゚)))))))(泣)
となるんですよね〜
このブログをぜひ利用してくださいね\(^o^)/